交通事故の損害賠償債務や離婚の慰謝料は自己破産で免責されますか?

交通事故の損害賠償債務や離婚の慰謝料は自己破産で免責されるのでしょうか。

次の事例で考えてみましょう。

私は妻に不倫がばれて離婚を迫られています。

妻は離婚をしたら慰謝料を請求すると言っています。

そのような時、仕事でタクシーを運転していたところ、交通事故を起こしてしまいました。

相手は歩行者で、私がうっかりとわき見をしたために、重傷を負わせてしまいました。

相手と示談は成立しましたが、私にとってはかなりの負債となりました。

その後、消費者金融から借入れをしたところ、多額の負債となったので、自己破産する決意をしました。

もし自己破産をした後に離婚した場合、妻に支払う慰謝料や交通事故の損害賠償債務は免責の対象となるのでしょうか。

債務は免責されるのが原則

破産制度は裁判所の管理のもと、債務者の財産を整理し、債務者の再起を図ることを目的としています。

破産手続開始の決定後に、さらに免責の決定があれば、債務者は債務から解放されるわけです。

ここでいう債務は借金に限られず、交通事故などの不法行為(故意または重大な過失による不法行為は除きます)に基づく損害賠償債務や慰謝料債務も含まれます。

仮に決定の時点で、過失相殺(債権者の過失も考慮して賠償額を減額すること)の有無や金額などについて争いがあったとしても、免責されるのが原則です。

ただ、何種類かの債務については例外的に免責の対象とはされていません。

政策的な目的から税金や社会保険については滞納があっても免責されないのがその一例です。

免責されない場合は?

それと同じように、損害賠償債務についても、例外的に免責の対象とされない場合があります。

まず、破産法では、「破産者が悪意で加えた不法行為に基づく損害賠償債務」は、免責されないと規定しています。

「悪意」というのは「故意・重過失」と同じ意味です。

次に「破産者が故意又は重大な過失により加えた人の生命または身体を害する不法行為に基づく損害賠償債務」も免責の対象となりません。

「故意」とはわざと、「重大な過失」とはちょっとした注意をすれば避けられた場合を意味します。

たとえば、飲酒運転で人を轢いてしまった場合がこれにあたります。

こうした場合に免責させてしまうと被害者にとってあまりに酷なため、例外とされているのです。

本件の場合、重過失というほどではないので、原則どおり免責になる可能性が高いと考えられます。

ただし、破産手続にともない免責の対象となる債務は、「破産手続開始の決定」の時より以前に発生した債務です。

したがって、破産手続開始決定以前に生じていた交通事故による損害賠償債務については、原則として免責されますが、破産手続開始決定以後に生じた慰謝料については免責されません。

故意や重大な過失による損害賠償債務は免責されないので注意しましょう。

弁護士無料相談をご利用ください

夜10時まで弁護士面談・阪神尼崎駅前

借金でお悩みの方が気軽にご相談できるクリニックのような法律事務所です。

ご相談予約専用フリーダイヤル (携帯・PHSでもどうぞ)

(通話料無料・完全予約制)

受付時間:9時~21時(相談は22時まで対応)土日祝日も受付中

メール・FAXでのご予約(24時間受付)

弁護士無料相談をご利用ください

ご相談予約専用フリーダイヤル (携帯・PHSでもどうぞ)

(通話料無料・完全予約制)

受付時間:9時~21時(相談は22時まで対応)土日祝日も受付中

メール・FAXでのご予約(24時間受付)

弁護士無料相談をご利用ください

ご相談予約専用フリーダイヤル (携帯・PHSでもどうぞ)

(通話料無料・完全予約制)

受付時間:9時~21時(相談は22時まで対応)土日祝日も受付中

メール・FAXでのご予約(24時間受付)

当サイトの記事は原則・リンクフリーであり、FaceBook ページや 各種ブログ、ツイッター内等におけるシェア、ツィートにつきま しては原則自由とさせて頂いております。詳細はこちら>

LINEで法律相談の予約ができます

ID検索で友だち追加@mvf0944w

友だち追加

交通アクセス

阪神尼崎駅前

尼崎市御園町5
尼崎土井ビルディング6階
アクセス詳細はこちら

主なお客様対応エリア

尼崎・西宮・芦屋・大阪を中心にサポートしておりますが、その他地域の方もご相談ください。